3疾患レセありの人には血圧を下げるにんじんを

医療機関が発行する医療報酬の明細書をレセプトと言います。そこで「レセあり」といえば、医療機関を受診しているという意味になります。「3疾患レセあり」とは、高血圧・糖尿病・脂質異常症の3つの生活習慣病にかかっている人を指します。
3疾患レセのある人は、よほど日常生活に注意しないと、命を縮めることになりかねません。高血圧は動脈硬化をもたらし、脳梗塞や心筋梗塞を起こす誘因になります。糖尿病は腎臓病や神経障害など重大な合併症を引き起こす可能性があり、失明や四肢の切断に至ることもあります。脂質異常症も動脈硬化や膵炎の原因となります。いずれの病気も初期には自覚症状があまりありませんが、進行すると命にかかわることから、「サイレントキラー」と言われています。また互いが互いの症状を進行させるため、肥満と合わせて「死の四重奏」と呼ばれることもあります。
3疾患レセありの人は、まず血圧を下げる必要があります。医薬品としては降圧剤を使用しますが、食生活の改善も大切です。にんじんも血圧を下げる効果がある食べ物のひとつです。
にんじんの栄養性分としてはβ-カロテンがよく知られています。β-カロテンは強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化の直接の原因となる活性酸素の除去に力を発揮します。また免疫力を向上させ、ガン細胞を抑制する効果も期待できます。にんじんには他にも、カリウムや食物繊維が豊富です。カリウムはナトリウムを排出させる作用があり、塩分の摂りすぎによる高血圧を防ぎます。また食物繊維は余分なコレステロールの排泄に役立ちます。生活習慣病のため血圧に気を遣う人にとって、にんじんは積極的に摂取する価値がある野菜と言えるでしょう。